東彼杵郡川棚町にある片島公園は「魚雷発射試験場」として建設された過去があります(⦿_⦿)
ど~もノブです!
長崎県川棚町にある「魚雷発射試験場」に行ってきました◎
※開設当時は「佐世保海軍工 造兵器川棚魚雷遠距離発射場」と呼ばれていたそうです。
まずは場所の紹介からでコチラになります。
この公園は1918年(大正7年)に開設され、佐世保海軍工 や三菱長崎兵器製作所で製造された魚雷の発射試験が行われていました。
公園内は大きく
- 空気圧縮ポンプ室
- 魚雷発射場跡
- 探信儀領収試験場跡
- 観測所跡
の4つの構造物から構成されています。
空気圧縮ポンプ室
公園に入り、道を歩いているとまず目に入るのがコチラの建物でしょう。
大きな建物(空気圧縮ポンプ室)周辺の施設の中で、魚雷の最終試験や調整などをしていたのではないかと言われています。
細田守監督のバケモノの子(2015年)が物語の中でこの空気圧縮ポンプ室を再現しているといわれています。
帰ってきてその事実を知ったので、同じアングルで撮影し忘れました(^_^;)
こちらは空気圧縮ポンプ室の隣にある『大型の水槽』です
魚雷を水に浮かせて、いろいろな試験をするための水槽だったそうです。
魚雷発射場跡
空気圧縮ポンプ室のちょうど正面に見えるのがこちらの施設で、唯一海に建設されています。
観測を行っていたと思われる場所まで行くことができます。
外側はモルタル施工されていいるようですが、内部はレンガがむき出しになっています。
探信儀領収試験場跡
こちらは堤防を歩いていくと見れるようですが、立ち入り禁止と書いてあったので、現在見に行くことはできません。
どうしても見たい方は自己責任でお願いいたします。
ちなみにGoogle mapのストリートビューでは下のように表示されます◎
終戦後、繋いでいた橋が破壊されたのか、台風などで崩壊したのか分かりませんが、現在は孤島になっているようです。
観測所跡
当時魚雷発射の状況を記録・確認し、ここで合格となった魚雷のみ、佐世保鎮守府に送られていたそうです。
順路から逸れて山の上に登らなければいけないようですが、草が生い茂っていたので今回は行きませんでした(-_-;)
看板に掲載されていない箇所で魚雷を運んでいたであろうトンネルがあります
それがコチラの『東側トンネル』です
近づくこともでき、
中に入ることもできますが、先5mくらいのところで塞いであります。
完成した魚雷をこのトンネルを通じて海側に運んでいたそうです。
これとは別に西側トンネルというのが存在するようですが、入り口は順路から逸れていて草も茂っているので探すのは諦めました。
施設としての名称が見つけられませんでしたが、ほかにも以下のような構造物があります。
大型水槽?
直径4m近くある井戸?
今回、初めて訪れましたが、戦争遺構はその地を踏んで歩くことにより戦争の悲惨さを深く感じることができます。
最近、駐車場も整備され近くにカフェもできたので、歴史の勉強も兼ねて週末のドライブなんかにいいかもしれません。
施設の情報
開園時間:24時間入場可能
定休日:なし
駐車場:有り(10台分)
電話番号:0956-82-3131 川棚町役場
0956-82-2064 川棚町教育委員会
住所:長崎県東彼杵郡川棚町三越郷151-1